– SERPの仕組みとAI検索の変化、AEO時代のWeb集客戦略をわかりやすく解説 –
気づけば年の瀬ですね・・。昨今では師が走る(しわす)が11月から始まっているとかいないとか‥
今日は今年一番の変化だと思う検索方法の変化についてまとめてみたいと思います。
皆さん、生成AIを使われる方もすごく増えてきていると思います。ウィブレインのお客様も生成AIを使って文章を提供してくださったり、弊社の公式LINEの方に写真を添付され、「この写真の中の人、AIで消しておいてくれる?」などのご依頼が増えてきました……。
そんな中、最近の検索方法の変化についてお気づきですか?
以前は「高槻 デザイン 大阪 ホームページ制作」といったキーワードを検索エンジンに打ち込んでいたのに対し、最近は生成AIを個人で契約される方も増え、「高槻でおすすめのデザイン会社を教えて」といった “ 話しかけるような検索 ” が増えてきたのではないでしょうか?
そんな「 話しかける検索方法 」が当たり前になってきた今だからこそ、まずはそもそも 検索結果ページ(SERP) がどういう仕組みでできているのかを、少しだけ整理しておきたいと思います。
そもそも SERP( 検索結果ページ)ってなに?
SERP(Search Engine Results Pages)は、Googleなどの検索エンジンでキーワードを入力したときに表示される「検索結果の一覧ページ」のことです。
SERPは大きく分けて次の3つの要素で構成されています。
- 有料検索広告(リスティング広告)
→「広告」「Ad」と表示される、クリック課金型の広告枠 - オーガニック検索結果
→ SEO対策の対象になる、通常の検索結果(タイトル+URL+説明文) - SERPフィーチャー(検索結果の特別枠)
→ フィーチャードスニペット、ナレッジパネル、画像パック、ショッピング枠、動画枠、People Also Ask など
▼2025・11・21時点 弊社事務所より「高槻市 ホームページ制作」と検索窓に打ち込みました。
-658x1024.png)
昔は「10件のオーガニック結果が並ぶだけ」だった検索結果も、いまは広告やショッピング、地図、Q&Aボックスなど、さまざまな“枠”が混ざり合ったページになっています。
そして、AI概要(AI Overviews)は、このSERPの中に新しく増えた“もう1つの枠” と考えるとイメージしやすいかもしれません。
この検索の変化の裏側にあるのが、Googleなどの検索エンジンに搭載された「AI概要(AI Overviews)」という新しい技術です。
検索結果は「探す」から「AIに教えてもらう」時代に
AI概要(AI Overviews)は、Googleが正式に導入を始めた新しい検索表示方式です。 ユーザーの検索に対して、AIが複数の情報をまとめて答えを出してくれる機能で、いわば「検索結果の先頭でAIが説明してくれる」仕組みです。
つまり、ユーザーがページをたくさんクリックして情報を探さなくても、AIが一瞬で要点をまとめてくれるのです。
これにより、今まではSEO(検索順位対策)で上位に表示されていたページでも、そもそもクリックされなくなってきているという現象が起きています。

SEO・MEO対策だけでは足りなくなる時代へ
私たちウィブレインも、これまで多くの企業様に対してSEOやMEO(Googleマップ上の表示最適化)をご支援してきました。
ただ、今後はそれだけでは不十分になる可能性が高いです。
なぜなら、検索の主役が「ユーザー自身」から「AI」に移っているからです。
AIに「おすすめはこれです」と推薦してもらえなければ、どれだけサイトの順位が高くても、ユーザーの目に触れる機会が減っていくことになります。
これからはAEO(AI最適化)が必要
このような時代の変化に対応するには、新しい対策が必要です。
それが AEO(AI Engine Optimization)=AI最適化 という考え方です。
AEOとは、「AIに正しく読み取ってもらい、推薦してもらうための情報の整え方」です。
以下のような要素が重要になります:
- FAQ・HowTo・比較ページなど、質問に答える形式のコンテンツ
- E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が伝わる実績・記事・写真
- 構造化データ(schema.org)を使ったマークアップ
- Googleマップの口コミやレビュー評価
- YouTubeやSNSとの一貫した情報発信
つまり、ただSEO的にキーワードを埋め込むだけではなく、 「AIが引用したくなるような、体系的でわかりやすい情報」を用意することが求められるのです。
たとえばこんな改善が有効です!
- 「剪定の時期っていつがいいの?」「店舗の給湯器は何年で交換すべき?」 → このような質問に答えるQ&A記事を作る
- 施工事例や商品説明に、専門家の視点や理由、使用素材の解説を加える
- 商品・サービスページを構造化データで整備する
- お客様からの口コミを日常的に集める・返信する
今後のWeb集客は「AIに推してもらうこと・選ばれること」が勝敗を分ける!
SEOやMEOがいらなくなるわけではありません。
ただ、それらはあくまで「入口」であり、最終的には「AIがあなたのサービスを推薦してくれるかどうか」が重要な指標になっていきます。
そして、最近の検索変化の背景をさらに深掘りすると Ahrefs の最新調査 からも重要な示唆が得られています。
(引用元:Ahrefs 独自調査で分かった「AIが引用するサイトの特徴」)
2025年11月の Ahrefs 調査では、Googleの AI Overviews(AI概要) と AIモード の引用傾向を、日本のトップ1,000ドメインを対象に比較しています。
結果、両AIは 中程度の相関(r=0.65) を持ちながらも、引用するサイトが約半分しか重複していないという驚きの結果が示されました。
つまり、Google内のAIであっても「何を信用するか」が違うということです。
●共通してAIが高く評価しているサイト
- YouTube(動画)
- Wikipedia(百科事典)
- note・Yahooニュース(記事系)
- マイベスト(商品比較)
共通点は 信頼性・網羅性・更新頻度の高さ・ユーザー数の多さ です。
●AI Overviews(AI概要)の特徴:
専門性・正確性を最優先する“図書館モデル”
医療・教育・公式サポートなど YMYL領域の信頼性が最重要視 され、専門サイトの引用が AIモードの2〜4倍に増加。
●AIモードの特徴:
口コミ・トレンドを重視する“コンシェルジュモデル”
SNS・EC・口コミサイトを AI概要の2〜5倍も多く引用し、リアルタイム性を重視。
この結果から言えるのは、 AIが引用したい情報には「二つのタイプ」が存在するということです。
- 専門性・正確性(AI Overviews)
- 実体験・リアルタイム性(AIモード)
どちらにも対応できる情報発信こそ、これからの企業に求められます。
SEOやMEOの数値が下がっても、問い合わせが増える理由
AIによる“要約検索”が広がると、検索結果画面で クリックされる回数が減っていく ことがあります。
下半期特にクライアント様のサイトでも徐々にその変化は顕著でした。
しかしその一方で、
- 公式LINEのメッセージ数が増えている
- 電話問い合わせが増えている
- 紹介経由の依頼が増えている
といった“行動の変化”が起きています。
これは、AIに要点をまとめてもらった後で直接問い合わせをするユーザーが増えているためです。
つまり、
「アクセス数は減っているのに、売上は上がっている」 という状況は今後ますます増えていきます。
AI時代の評価軸は、「どれだけページが読まれたか」ではなく、 “AIに引用される価値のある情報を持っているかどうか” へ変わっていくのです。
いまのうちから“AIに理解される設計”へ切り替えを
2026年にはAI概要にも広告が入り、表示競争はさらに激化します。
ウィブレインでは、
- AIに伝わるコンテンツ設計(AEO)
- 専門性を強化する見せ方
- 口コミ強化・レビュー戦略
- 動画活用(YouTube)
など、AI時代の集客支援をスタートしています。
Webの変化は正しく理解すれば怖くありません。AIと上手に付き合いながら、チャンスに変えていきましょう!
SEO・MEO興味があるけど・・自分ではやってるつもりだけど・・最近集客が落ちてきた??とご心配のオーナー様、ぜひご相談ください!
北摂地域の方10%割引も引き続きしていきます!


-300x300.png)



.jpg)







.png)
